自分。変わる。脚やせ


リセルクリニック:院長コラム Dr.Moriの○○な話

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vol.31『アンチエイジング』

実年齢よりも若く、キレイに見られて嫌な思いをする人はいないと思います。
しみやしわが増える・ボディラインが崩れ、たるんで見える・体力が落ちるなどは、見逃してはいけない老化のサインです。
歳を重ねるごとに、老けて見られないようにアンチエイジングをすることが大切です。

●老けて見られる原因

老けて見られる原因として、身体の「酸化」や「糖化」が挙げられます。

1.「酸化」

酸化とは、過剰な活性酸素によって脂肪組織が錆びついてしまうことを言います。
また、食べ過ぎると活性酸素が酵素の働きよりも上回ってしまい、余剰活性酸素に変化してしまいます。これが身体の酸化につながります。

  • 酸化ストレスという状態があり、活性酸素が産生され傷つけてしまう作用と、生体システムが直接活性酸素を解毒したり、傷を修復する作用との間でバランスが崩れた状態のことを言います。生体組織の通常の状態が乱されると、過酸化物やフリーラジカルが産生され、タンパク質、脂質そしてDNAが障害されることで、さまざまな細胞内器官が障害を受けてしまいます。酸化はシミやたるみの原因だけでなく、血管や細胞までも傷つけます。

    活性酸素が体内で発生する要因としては、
    ・紫外線
    ・喫煙
    ・ストレス
    ・飲酒
    ・食品添加物の摂取
    ・過度の運動
    などが挙げられます。

2.「糖化」

糖化とは、過剰な糖分がコラーゲンと結合して変質してしまうことを言います。
例えば炊飯器のご飯を長時間保温しておくと黄色くなって硬くなりますね。これも糖化の一つです。
糖化は、ゆっくりと進行する自然な老化現象なので、普段のお手入れが、重要になってきます。

コラーゲンは、細胞と細胞をつなぐ接着剤の役割をしているタンパク質のことで、骨・血管・肌・脳など全身のあらゆる所に存在します。
糖化によってできた糖化生成物が蓄積され、代謝が悪くなると肌のくすみやハリがなくなってきます。

糖化を起こす要因としては、
・運動不足
・偏った食生活(甘いものが好き)
・早く食べる
などが挙げられます。

●アンチエイジング

上記でご紹介したアンチエイジングの大敵、老化の原因となる「酸化」「糖化」を阻止する作用が、「抗酸化」「抗糖化」です。

1.「抗酸化」

活性酸素による身体の錆びつきを防ぐ抗酸化を普段から心がけることで、肌の老化や生活習慣病の予防にもつながります。

【抗酸化に効果的な栄養素】

・ビタミンE: 活性酸素による細胞の酸化を防ぎます。(ナッツ類・アボガド・かぼちゃなど)
・ビタミンC: 細胞に代わり酸化されることで細胞を保護し、活性酸素の害を減らします。
また、酸化してしまったビタミンEの抗酸化作用を再生する働きもあります。(柑橘類、ほうれん草、じゃがいもなど)
・亜鉛: 活性酸素を抑える酵素の構成成分で、抗酸化作用に役立ちます。(牛肉、卵、牡蠣など)
  • 2.「抗糖化」

    普段の生活を少し意識するだけでも糖化予防につながります。

    ・食事の順番: 野菜を先に食べることで、血糖値の上昇を抑えます。
    「野菜→魚・肉→ご飯」の順番でゆっくりよく噛んで食べましょう。(よく噛むとダイエットにもつながりますよ!)
    ・食後の軽い運動: 筋肉が糖を消費して糖化を抑制します。
    理想は、食後に20〜30分ウォーキングなどの有酸素運動ですが食器洗いや、こまめに片付けをするだけでも血糖値を下げるのに効果的です。

    やはり基本は、食生活と運動ですね。普段の生活を少し意識することが、アンチエイジングにつながります。さっそく今日から試してみましょう!

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リセルクリニック

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リセルクリニック院長
盛 隆之渋谷区広尾にあるセレブ御用達の『リセルクリニック』。
美容のエキスパートとして、身体の内側からケアをし、細胞を再生していくことで健康的な肌をつくることで、たくさんの女性から支持されているクリニックです。
そしてこの度、リフィートの顧問医師としてお迎えすることができました。
リセルクリニック盛院長からの『美容と健康』の情報をお届けいたします。

【経歴】
平成5年3月、東海大学医学部卒業
平成5年より3年間、胃腸科・一般外科を鍛練し、平成8年より一般的な皮膚科診療をはじめ、内科・アレルギー科と患者様に接している。