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vol.36 月経前症候群(PMS)

4月に入り、環境が変わった方もそうでない方も、気持ちが一新する季節ですね。新社会人の皆さんを見ると、気持ちがシャキッとします。新生活頑張りましょう!

さて、前回は女性ホルモンについてご紹介いたしました。その際に少しだけ触れた月経前症候群(PMS)について今回は詳しくご紹介したいと思います。

月経前症候群(PMS)とは

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月経前症候群は、PMS(Premenstrual Syndromeの略)とも呼ばれています。生理が始まる約2週間前から身体と心に起こるさまざまな不調のことで、生理が始まると症状が軽くなったり、自然に消えたりするのが特徴です。

○原因は?

PMSがどうして起こるのか、その原因はまだはっきりしていませんが、考えられる要素として以下の3つがあげられます。

1. プロゲステロン(黄体ホルモン)の影響

排卵から生理前に分泌されるプロゲステロン(黄体ホルモン)によって、脳内物質(GABA) や水分代謝に影響し、体調が不安定になるといわれています。

2. 脳内物質の低下

排卵後、卵胞ホルモンの分泌が減ることにより、セロトニン(喜びを感じる脳内物質)が急激に低下し、ネガティブな気持ちを引き起こすといわれてます。

3. ビタミンやミネラルの欠乏

PMSの人は、ビタミン・ミネラルの微量栄養素の欠乏状態にあるといわれています。

○どんな症状?

腹痛、頭痛、腰痛、乳房のハリや痛み、顔や手足のむくみ、体重増加、めまい、倦怠感、抑うつ、不安、不眠など身体的・精神的な症状があります。

○PMSの症状を強くする要因

ストレスや緊張、疲労が蓄積されると、症状が強くあらわれやすくなります。
特に、働く女性は、残業続きで無理が重なったりすると、集中力が低下して仕事のミスが増えたり、攻撃的になったり、生活上のトラブルが起きることもあります。

環境の変化が起きた時や、常に緊張している状態の時は症状が重くなります。
また、普段から几帳面、クヨクヨ悩んでしまう、細かいことを気にしやすい性格、つらくても我慢してしまう人は、症状を強く感じる傾向が見られます。
食生活に関しても、バランスの悪い食事はビタミンやミネラルの不足が原因で症状が強くなる可能性があります。
お酒、タバコ、甘いものなどの嗜好品の摂り過ぎには注意してPMSがひどい場合は、専門医を訪れてみましょう。

PMSの改善方法

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PMSの改善方法としては、薬物療法と非薬物療法があります。
非薬物療法としては、食事や運動、リラクゼーションなどにより生活習慣を改善していくことで、PMSの症状を緩和していきます。

・朝ご飯を食べよう!

朝食を抜くとイライラしたり、眠気を感じて症状が悪化します。1日3食バランスの良い食事を心がけましょう。

・ビタミン、ミネラルを摂ろう!

PMSの症状の緩和にはビタミン、ミネラルの摂取が効果的ですので積極的に取り入れましょう。

・適度な運動をしよう!

ウォーキングやストレッチなど適度な運動を習慣化させ、自律神経を整えましょう。運動をすることで気分もスッキリし、血流が良くなるのでむくみ解消にもつながります。
また骨盤が歪んでいると、骨盤周りの血流を悪くさせ、卵巣機能も低下し、ホルモンバランスが崩れてしまいます。ストレッチなども取り入れましょう。

・お風呂でリラックスしよう!

ゆっくり湯船に浸かって、1日の疲れを取りリフレッシュしましょう。

新生活が始まる4月は、疲れやストレスが溜まりやすい時期ですが、生活リズムを整え、身体と心をリフレッシュさせましょう!

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