自分。変わる。脚やせ


リセルクリニック:院長コラム Dr.Moriの○○な話

リセルクリニック院長
盛 隆之渋谷区広尾にあるセレブ御用達の『リセルクリニック』。
美容のエキスパートとして、身体の内側からケアをし、細胞を再生していくことで健康的な肌をつくることで、たくさんの女性から支持されているクリニックです。
そしてこの度、リフィートの顧問医師としてお迎えすることができました。
リセルクリニック盛院長からの『美容と健康』の情報をお届けいたします。

【経歴】
平成5年3月、東海大学医学部卒業
平成5年より3年間、胃腸科・一般外科を鍛練し、
平成8年より一般的な皮膚科診療をはじめ、内科・アレルギー科と患者様に接している。

前回までの記事

vol.6『夏バテ』

夏バテとは

毎日暑い日が続きますが、最近、体調が思わしくない・・・
という方はいらっしゃいませんか?
もしかすると、『夏バテ』かもしれません!!
『夏バテ』という言葉は、よく耳にしますが、なぜ夏バテになるのかご存知ですか?

人間の身体は、高温・多湿な状態におかれると、体温を一定に保とうとして、必要以上のエネルギーを消費し、かなりの負担がかかってしまいます。ほとんどの場合は、その負担に耐えられるのですが、過度に負担が強くなったり、毎日続いて長引いたりすると、その暑さに対応することができなくなります。そして、身体にたまった熱を外に出すことができなくなり、熱が出たり、身体がだるくなって胃腸の働きが弱まったりしてきます。この無理が続いて、身体が限界に来ている状態のことを『夏バテ』と言います。

夏バテの原因

夏バテには、様々な原因が考えられますが
・自律神経の不調
・水分不足
・胃腸の働きの悪化
この3つが大きな原因といわれています。

夏バテの症状

夏バテになると、心身ともに不調になってしまい、次のような症状が出てきます。
○全身の疲労感
○身体がだるい
○無気力になる
○イライラする
○熱っぽい
○めまい
○むくみ
○食欲不振
○下痢、便秘

夏バテを予防するには

●水分をこまめに補給しましょう!
・・・暑い夏は、汗としてたくさんの水分が失われていきます。したがって、水分の補給が大切です。ただ、単に水分を摂れば良いというものではありません。夏になると無性に飲みたくなる冷た〜いビールの一気飲みや冷たい飲み物のがぶ飲みなどは、胃液を薄めてしまい、胃腸(消化機能)の働きを弱め、夏バテを促進してしまいます。水分はこまめに補給しましょう。(出来れば、ぬるめもしくは室温程度の飲み物が良いですよ!)

●しっかりと食べましょう!
・・・夏は汗をたくさんかきます。その汗によって、多くのビタミンやミネラルが身体から失われます。ビタミンやミネラルをしっかりと補給しないと、体力が落ち、夏バテの原因に。
夏バテの解消法として有効と言われているのが、ビタミンB1、B2とクエン酸です。暑い夏にはどうしても食欲が落ちて、冷たい麺類などの炭水化物に偏りがちです。炭水化物そのものは人間のエネルギー源ですので、体力が落ちている夏バテには有効なのですが、炭水化物だけを食べていても、 エネルギーには変わらないので対策にはなりません。炭水化物の消化には、ビタミンB1、B2やクエン酸が必要です。逆に言うと、ビタミンB1、B2やクエン酸がなければ、いくらエネルギーの元となる炭水化物をとってもエネルギーには変わりません。それどころか、疲労物質の元となる乳酸や脂肪に変わってしまいます。
夏バテにはビタミンB1、B2とクエン酸をしっかり摂って、疲れの元となる乳酸をどんどん消費してエネルギーに変えてきましょう!

ビタミンB1、B2やクエン酸がたくさん含まれている食材にはどのようなものがあるのかご紹介します。

【夏バテ防止・解消の食材】
●ビタミンB1、B2をたくさん含む食材
・豚肉(特にモモ肉、ひれ肉)
・レバー
・枝豆
・納豆
・豆腐
・うなぎ(ビタミンB1)
・いわし

●クエン酸をたくさん含む食材
・酢
・ゆず
・グレープフルーツ
・レモン
・梅干

豚肉のレモン和えや梅干しをのせた冷奴、酢の物など、ビタミンB1、B2食材とクエン酸食材を一緒に摂るとさらに良いですね。
食欲がなく食べられない時は、ビタミンやミネラルを中心に、少しずつバランスよく食べるようにしましょう。
少しも食べられないほど身体の調子が悪いという時には、トマトジュースやフルーツ酢などでビタミンB1やクエン酸を補給しましょう。
少量でも良いので、たんぱく質、ミネラル、ビタミンを摂るように!!
(摂りすぎには注意ですが、刺激物を味方にすると良いかも。カレーなど、食べすぎには注意ですが・・・)

●冷房の効きすぎに注意しましょう!
・・・暑い外からエアコンの効いた室内に入ることを何度も繰り返していると、自律神経が正常に働かず、めまいや食欲低下を招いてしまいます。エアコンの設定温度を25〜28℃程度にして、外気との差を5℃以内に保ち、自律神経が正常に働ける環境にしておきましょう。 (省エネの面からも28℃の設定がおすすめ!)

●しっかりと寝ましょう!
・・・熱帯夜が続く暑い夏は、寝不足になりがちです。しかし、寝不足の状態は、体力が低下し、夏バテの要因となります。暑い夜でもぐっすりと寝るための工夫が必要です。寝る前にエアコンをつけて快適な温度にしておくと良いでしょう。最近では、快眠グッズも様々な種類のものが出ているので上手に取り入れましょう。

夏バテ予防を取り入れて、楽しい夏を過ごしましょう!!

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